トランジションタウン小金井・ニュース(第4号2013.04.02)

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Transition・Town・Koganei・News 4月号
トランジションタウン小金井・ニュース(第4号 2013.04.02)
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TTKつながりのみなさま

TTK共同代表/事務局長の梶間 陽一です。

今年4回めのメールニュースをお送りします。

このTTKニュースは毎月、月初めにお送りする予定です。

配信を希望されない方は、お手数ですが、その旨ご連絡ください。

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TTKニュース 目 次
1、市民活動まつり報告
2、相乗り君プラス発表会報告
3、All TT MTG at 鎌倉 報告
4、藤野トランジションの学校
5、編集後記
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1、市民活動まつり報告
3月9日に行われた市民活動まつりは、市内NPO、団体、が集った実り多いイベントだった。福祉系、環境系、町づくり系、食育系、エネルギー系、の約40団体が集まって、さまざまな市民活動を展示・アピールした。TTKは、簡略版タイムラインの展示と「In Transition2.0日本語版」トレーラーと「日本のトランジションタウン事例集トレーラーの」上映を行った。

2、相乗り君プラス発表会報告
◆相乗りくん+(プラス)レポート(3/20:明治学院大学)
http://www.dia.janis.or.jp/~nccca/ainorikun/index.html
始まりは『六ヶ所村ラプソディー』、『ミツバチの羽音と地球の回転』、そして3/11。
私たちに、今すぐできることはないか? と考えた藤川さんが『ま~ゆ』のネットワークを使って、原発や自然エネルギーの勉強会を開きながら、自然エネルギーの拡充への道を模索。たどり着いたのが『相乗りくん』。
『相乗りくん』のシステム
太陽光発電パネルを設置する家の屋根の余剰部分に、出資者から集めたお金でパネルを増設。通常、予算の関係もあり、自宅の消費電力量に見合った、3kW~4kW程度の出力のパネルを設置するケースが多いが、それ以上の屋根面積を持ち、さらに後述の条件を備えた家に「相乗り」させてもらうシステム。
◆条件とは?
上田市は、全国でも16番目に日照時間が長い自治体。太陽光発電パネルのシステムとしての発電効率は、全国平均では11%程度だが、上田市では約12.5%。『相乗りくん』が「相乗り」する屋根はさらに高く13%以上の屋根を選んでいる。1kWあたりの年間発電量は、全国平均だと1000kWhだが、『相乗りくん』の屋根は1300kWh。この時のシステムとしての発電効率は驚異の14~15%(!)。
出資者(パネルオーナー)は、屋根がなくても、全国どこからでも 10万円から発電効率の良い屋根に相乗りできる。仕組みとしては、10kW未満 (住宅用)なので、余剰売電だが、「相乗り」部分としては全量買い取りと変わらない。
特徴としては、パネルはパネルオーナーが部分所有し、その売電分を受け取り、NPO上田市民エネルギーは、その仲介をするだけなので、(利益の出る出ないにかかわらず徴収される)地方税やパネルに関する固定資産税を取られない仕組み。
◆実績
屋根オーナー :10件+市民発電ネットワーク :6件=計98.33kW
パネルオーナー:37名(1445万円)+申込(1~3月) :25名=62名
1年間の発電実績(2012年3月~ 2013年3月)
相乗りくん1号:1319.0kwh/kw
相乗りくん2号:1406.9kwh/kw
相乗りくん3号:1422.8kwh/kw

さらに、自然エネルギーの普及を加速するために、もっと輪を拡げるために◆『相乗りくん+(プラス)』を展開
アパート、工場、倉庫、店舗、体育館、大学、学校、公共施設などの屋根や空地を活用し、固定価格買取制度により、10kW以上の全量売電を行う。
「相乗りくん」と比較すると、「相乗りくん」が住宅用の10年間の余剰売電で補助金が得られるのに対し、「相乗りくん+」は、20年の全量売電で補助金が得られない。しかも、地方税、固定資産税は徴収される。経費がかさむ分、パネルオーナーへの返済は13年と3年分長くなっている。
パネルオーナー容量(25年度の場合)
◆相乗りくんプラス  相乗りくん
10万円: 0.27kw    10万円: 0.24kw
50万円: 1.39kw    50万円: 1.25kw
100万円:2.78kw   100万円:2.50kw
将来、買取価格が下がっても容量を増やすことで、毎年の売電収入を同等にする。
パネルオーナーへの売電収入は、13年間、売電総額から必要経費を引いてお渡しする。
13年間で、設置費用に満たない場合は、契約を1年単位で最大3年延長。
パネルオーナー契約期間で予想される受け取り金額(50万円の場合)
(天候等に左右され保証するものではない)
◆相乗りくんプラス  相乗りくん
13年間     10年間
\500,000    \500,000
  ↓      ↓
\604,000    \570,000
パネルオーナーに13年間で支払いを完了した後、最長7年間の売電分はNPOの運営費として収入を受け取り、20年目には屋根主や地主にパネル(原価償却済み)を贈与。
パネルオーナーは、毎月、3カ月ごと、1年ごとなど、売電分の現金を受け取ることが可能(振り込み手数料はパネルオーナー負担なので、1年ごとの受け取りが一般的)。

パネルオーナーは、自宅の電気代を前払いすると考えれば、心理的な負担は軽くなる
(月平均4,500円なら、10年で54万円、13年で70.2万円)。
しかも、銀行では考えられない利回りが期待できる。
さらに、銀行に預けたお金は、金融市場に出回り、企業買収や兵器の買い付け、自然環境の破壊、原発の建設に使われる可能性があるのに対し、純粋に自然エネルギーの増加に役立つという意味でも、お金にまつわる責任を考えた場合でも最良のお金の使い方といえる。
パネルオーナーになることで、誰もが「変化を生み出す当事者(プレイヤー)になれる」

◆選択肢は3つ
相乗りくん、相乗りくんプラス、どちらでも早く相乗りできる方
パネルオーナーはNPO法人上田市民エネルギーの会員になることが前提となっている。
天候不良などの理由により、発電量が確保できなくても、延長制度があり、パネルの破損などの人為的な被害には保険が適用されるので、パネルオーナーのリスクは非常に低い。

◆パネルオーナー、絶賛募集中!!
3000円以上の寄付を受付中→認定NPOを目指している
(寄付を行った希望者には、『信託スキームを活用した太陽光発電設備の市民共同報告
書』進呈予定)
ソーラーパネルは長野県佐久市の企業株式会社ケー・アイ・エスの製品を使用。
http://www.kis-solar.co.jp

持続可能な未来づくり全国フェスタ2012 in 信州上田(相乗りくん参考動画)



3、All TT MTG at 鎌倉 報告(3/30:鎌倉公会堂)
沖縄から北海道まで、全国17カ所以上の参加者を迎えた鎌倉オール・TT・ミーティング。

宇治さんがファシリした「鎌倉あるもの探し」をしながら駅から鎌倉の秘蔵の場所を訪ね歩く散策が楽しい。
http://transition-japan.net/wp/archives/354
築数十年の趣のある鎌倉公会堂に全国から集った60名以上の同志の熱気と温かい結びつきが心地よい空間を醸し出していた。
http://transition-japan.net/wp/archives/373

4、藤野トランジションの学校(4/13、14:藤野)

「藤野トランジションの学校」をご案内します。
トランジションに興味がある方、どのように活動するか考えている方、具体的な活動をいっしょに体験してみませんか?

藤野でのトランジション活動も5年目を迎え、手応えを感じてきました。
今までの実践をさらに広げ、コミュニティづくりの参考になればいいな、と考え「藤野トランジションの学校」を開催することにしました。
下記の内容で実施予定です。私たちも楽しみで、わくわくしています。
http://blog.canpan.info/team-80/

参考ムービー
映画「In Transition2.0日本語版」トレーラー


日本のトランジションタウン事例集2012 トレーラー


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「藤野トランジションの学校」のご案内
「持続可能な地域、どうつくる?」
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持続可能なまちづくりを市民が自らの創造力を駆使しながら進めていくイギリス生まれの市民運動、トランジション・タウン。
神奈川県相模原市の旧藤野町では、地域通貨よろずや、藤野電力、森部、お百姓クラブなどの様々な活動グループが誕生し、メディアに取り上げられることも多くなってきたこの活動を、地域の新しいコミュニティづくりの一つの実例としてご覧いただけたらと思い、今年「藤野トランジションの学校」を開講することにしました。

循環する未来へどう転換していけばいいのか、いまどきのコミュニティづくりのコツを、藤野の自然のなかで、いっしょに動きながら考えましょう!

1回目の内容が決定しましたのでお知らせします!
(1)4月13日(土)・14日(日)トランジション藤野
《第1回目の内容》
・トランジション・タウンを日本に持ち帰ってきた榎本英剛氏
(藤野在住)より、トランジションタウンについての説明
・ビデオの上映
・藤野トランジションスポットのツアー
・地元でまちづくりに関わる方のお話
・トランジション藤野のメンバーとの交流会
・チェンジザドリーム
(一人ひとりが深く考え、自分なりの答えを見つけるためのワークショップ)
・学びのハーベスト/Actionを見つける、など

具体的には、4月から月に1回、毎回テーマと担当メンバーを変えながら1泊2日で計7回の参加体験型プログラムを実施します。以下、その日程とテーマ、および担当です。

【スケジュール】
(1)4月13日(土)・14日(日)《トランジション・タウン》トランジション藤野
(2)5月11日(土)・12日(日)《地域でつくるみんなのエネルギー》藤野電力
(3)6月8日(土)・9日(日) 《森の再生への道筋を探る》森部
(4)7月13日(土)・14日(日)《自給自足のつながりを作ろう》お百姓クラブ
(5)9月14日(土)・15日(日)《超高齢社会をどう支える?》健康と医療
(6)10月12日(土)・13日(日)《自分たちの価値を見直そう》地域通貨よろづや
(7)11月9日(土)・10日(日)《新しいつながりが生まれる》コミュニケーション

<詳細>
●会場:藤野倶楽部 無形の家 神奈川県相模原市緑区名倉3743-1
●時間:1日目午前10:00~ 2日目午後4:00
●参加費: 70,000円(全7回)また、各回1回12,000円で受講することが出来ます。
地域通貨よろづ割引できます。通し63,000円+7,000萬、1回11,000円+1,000萬。
上記の金額に含まれるもの・・・会場費・2日間の食費(2日目の朝食を除く)・温泉代
上記の金額に含まれないもの・・・宿泊費・2日目の朝食代
●宿泊 別途1日4,000円で古民家の宿泊が可能です。
●定員:20名(先着順)
●お申込:http://kokucheese.com/event/index/75312/
からお申し込み頂くか、
以下のメールに氏名・住所・メールアドレス・電話番号(携帯をお持ちの方は携帯の番号も)
・参加を希望される回・宿泊の有無をご連絡ください。
ttfujino@gmail.com

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5、編集後記
今年は冬の終わりに唐突に春がやってきて、家の近くの金蔵院のしだれ桜が春分の日(3/20)に満開になった。あまりに見事な桜なので思わず朝一番で撮影に出かけた。ところがその後はうまくいかず野川のしだれ桜の満開は好天の日には撮れなかった。そして今夜は花散らしの雨が降っている。自然はまったく予測が出来ない。予測の出来ない自然や災害に対して、人間の打つ手はレジリエンスの強い街作りとコミュニティーの絆つくりだと思う。

今月のTT Barは、4月5日(金)19:00から新小金井WESTです。
みなさまのご参加をお待ちしています。(TTK一同)
喫茶WEST
http://www.koganei-s.or.jp/tenpo/0037/index.htm


テキスト・プレゼント(言霊の巣より)

「杖」
私は実験によって、少なくとも次のことを学んだ。もしひとが、みずからの夢の方向に自信をもって進み、頭に思い描いたとおりの人生を生きようとつとめるならば、ふだんは予想もしなかったほどの成功を収めることができる、ということだ。
そのひとは、あるものは捨ててかえりみなくなり、風に見えない境界線を乗り越えるようになるだろう。
新しい、普遍的でより自由な法則が、自分のまわりと内部とにしっかりとうち立てられるだろう。
あるいは古い法則が拡大され、もっと自由な意味で自分にとって有利に解釈されるようになり、いわばより高次の存在からの認可を得て生きることができるだろう。
生活を単純化するにつれて、宇宙の法則は以前ほど複雑には思われなくなり、孤独は孤独でなく、貧乏は貧乏でなく、弱点は弱点でなくなるであろう。
たとえ空中楼閣を築いてしまったとしても、その仕事が無駄になるわけではない。
もともと楼閣は空中に築くものなのだ。今度はその下に基礎をかためる番である。

むかし、クールーの町に、完璧を志して精進するひとりの芸術家がいた。ある日、彼は一本の杖をつくることを思いついた。不完全な作品は時間に左右されるが、完全な作品は時間とは無関係であると考えた彼は、「よし、おれの一生でほかになにひとつ達成できなくてもかまわないから、あらゆる点で非の打ちどころのない杖をつくることにしよう」と、ひそかにつぶやいた。
彼は、この目的にふさわしくない材料は断じて使うまいと心にきめて、さっそく木を探しに森へ出かけた。
枝木を一本一本調べては捨てているうちに、友人たちはつぎつぎと彼のもとを去っていった。
彼らは仕事をしているあいだに年を取り、死んでしまったのに、彼のほうはわずかなりとも老いることはなかったからである。その目的と決意の一徹さ、および信仰心の高揚が、本人も気づかぬあいだに、永遠の青春を彼に与えていたのであった。「時間」と妥協しなかったおかげで、「時間」のほうが彼を避けたのだ。彼をうち負かすことができなかったので、「時間」は遠くからため息をついているほかはなかった。

どこから見ても杖にふさわしい木の幹を、男がやっと探しあてたころには、クールーの町はすでに蒼然たる廃墟と化していた。彼はある塚の上に腰をおろして樹皮をはがしにかかった。
杖のかたちをまだうまくととのえないうちに、カンダハル王朝は終わりを告げた。彼は棒の先でその一族の最後の者の名を砂に記し、それからふたたび仕事にとりかかった。杖をなめらかにし、磨きをかけ終えるころには、カルパなどはもう時間の指標ではなくなっていた。彼が杖に石突と、宝石で飾った頭をとりつける前に、ブラフマンはいくたびも目を覚まし、眠りについた。
それにしても、私はなぜこんな話を長々とつづけているのだろう?
彼が作品に最後の仕上げを施したとき、杖は突然みるみる大きくなり、仰天しているこの芸術家の目の前で、ブラフマンのあらゆる創造物のなかにあって、ひときわ美しい作品となったのである。
彼は杖をつくることによって、ひとつの新しい宇宙を、完全な美しい均整をもった、ひとつの世界を生み出していたのであった。
古い都市や王朝はつぎつぎと滅び去っていったが、それよりもはるかに美しく輝かしい都市と王朝が取って代わったのだ。こうして彼はいま、足もとに堆く積まれた、まだ新しい削り屑を見て、自分と自分の作品にとっては、それまでの時間の経過が単なる幻想にすぎなかったこと、ブラフマンの脳からとび散ったひとかけらの火花が、人間の脳の火口の上に落ちて発火するのに必要な時間しか経過していなかったことを悟ったのである。
材料は純粋であり、彼の技術も純粋であった。結果がめざましいものであったのは当然ではないか?
ものごとの表面をいくらとりつくろってみたところで、結局、真理ほどにはわれわれの役に立ちはしない。真理だけがよく持ちこたえるのである。

われわれの目をくらます光は、われわれにとっては暗闇である。われわれが目覚める日だけが夜明けを迎えるのだ。新たな夜明けが訪れようとしている。太陽は明けの明星にすぎない。

森の生活〜ウォールデン〜 より/ヘンリー・デイヴィッド・ソロー/岩波文庫


編集責任者 梶間 陽一
トランジションタウン小金井 共同代表/事務局長
http://ttkoganei.exblog.jp/
http://www.tt-koganei.com

NPO法人トランジション・ジャパン理事/映像ワーキング・グループ
http://www.transition-japan.net/
http://transitionjapan.cocolog-nifty.com/blog/thetransitiontv.html

映像作家
TheResisTV(YouTube)
http://www.youtube.com/my_videos
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by ttkoganei | 2013-07-28 15:01 | TTNews
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