トランジションタウン小金井・ニュース(2014.5.1)

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Transition・Town・Koganei・News 5月号
トランジションタウン小金井・ニュース(2014.5.1)
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TTKつながりのみなさま 

皐月晴れともいいますが、5月は好きな季節です。

桜は終わったけれど、新緑が輝いて、春の訪れを実感します。

春になると何か新しいことや新しい出会いに期待が膨らみますね。

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TTKニュース
1、2030年、小金井市みんながつながる街
2、TT藤野のWグッドニュース
3、トランジションタウンの仲間たち
4、TT BAR = TTK総会
5、映画「シェーナウの想い」上映会
6、ハケのぼちぼちハウス準備会Vol.5報告
7、先輩TTたちの歩み
8、シリーズ『言霊の巣』
9、編集後記
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1、2030年、小金井市みんながつながる街

環境フォーラム2014で展示した「みんながつながる街」のイラスト(べる作)を撮影して、編集しました。サウンドもちょっと工夫してあります。それは見てのお楽しみ!
私たちTTKの目指す未来の小金井です。一足お先にタイムスリップしちゃいましょう!
2030・TTKビジョン


尚、最近、ICU(国際基督教大学)の授業でトランジション活動が紹介され、学生さんがTTKに参加してくださいました。学芸大とのコラボも始まって、本当につながりが生まれつつあります。


2、TT藤野のWグッドニュース、
その一
TT藤野では、GreenTV Japanが、西武信金の助成で、TT藤野のPV映像を制作しました。
トランジションの活動についてわかりやすく説明されています。

世界中で広まる市民運動 トランジションタウン~トランジション藤野(5’20")
脱石油社会からの移行をめざす市民が自ら町づくりに参加する、
トランジションタウン運動を神奈川県の旧藤野町を例に紹介します。
http://www.japangreen.tv/ch09community/12237.html

その二
ダイアモンド社のビジネス情報サイトで、TT藤野の記事が掲載されました。
藤野の歴史やPCCJ、シュタイナー学校の設立など詳細な成り立ちがわかります。
藤野は、葉山、小金井と日本で最初に同時期に始まったTTの中でも、より発展していますが、その根拠や理由がよくわかります。
http://diamond.jp/articles/-/51614


3、トランジションタウンの仲間たち

3月に行われたオール・トランジションタウン・ミーティング・イン・大阪でのスライドショー上映用に各地のTTから送ってもらったTT活動の記録写真を、TT南阿蘇の成田千穂さんの歌うトランジション・ミュージック(敬意を込めてこう呼んでます)に合わせて、編集しました。

トランジションタウンの仲間たち/♪ここは天国


これを見ると、私たちは仲間であり、各地のトランジションも協力して、全国的な大きなムーブメントにしてゆかなければならないと思いました。
外の世界にいる敵ではないけれど、鬼のような存在=多国籍企業などのグローバリゼーションを推進している人々やバーチャル金融の世界の人々、に対して、我々は団結して、立ち向かっていかなければならないわけだし、鬼は外、福は内ですね。我々は味方なんです。
この時代の最大の使命は、精神的な飛躍=進化を遂げて、物質依存文明から抜け出して、循環型の精神的な文明を築く礎(いしずえ)を構築することだと思います。
そのためにはトランジションもエコビレッジもパーマカルチャーも協力して、連携して、点から線へ、線から面へと、大きなムーブメントにしてゆかなければならないと考えます。
みなさん、協力して出来る事は、協働してやってゆきましょう。


4、TT BAR

5月のTT BARは、TTK総会になります。(TT Barはお休みとさせていただきます)
TTK総会では、前年度の活動報告、収支報告、来年度の活動計画、予算、役員の選出などが行われます。参加は、TTK会員のみとさせていただきます。
TTK総会 5月8日(木)19:00〜22:00 新小金井WEST


5、ポット・ラック・シアター 映画「シェーナウの想い」

◯5月のポット・ラック・シアターは、こがねい市民発電と共催で
映画「シェーナウの想い」の上映会を行います。

無料上映会「シェーナウの想い」+小金井の市民発電を考えよう!

映画「シェーナウの想い〜自然エネルギー社会を子どもたちに〜」
この映画は、ドイツ南西部、黒い森の中にある小さな町シェーナウ市の住民グループがチェルノブイリ原発事故をきっかけに「自然エネルギー社会を子どもたちに」という想いから、ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでの軌跡を綴った素晴らしいドキュメンタリーです。

2008年制作 上映時間60分
監督:フランク・ディーチェ/ヴェルナー・キーファー
日本語翻訳:及川斉志
http://www.geocities.jp/naturalenergysociety/eiganaiyou.html

上映後、ミニ解説があります。解説はドイツのエネルギー政策に詳しい、小金井市内在住の弁護士、千葉恒久さんです。
千葉さんは、ちょうどシェーナウで市民運動が始まった頃、隣町のフライブルクで5年間暮らし、つぶさにその動きを見てきたそうです。
現在は、日弁連でも脱原発を進めるために、チームに分かれて支援活動を進めているそうです。上映会のチラシを添付します。上映会の後は、交流会もあります。是非お気軽にご参加ください!

日時 5月11日(日) 14:00〜
場所・小金井市公民館本館(福祉会館)4F視聴覚室
http://members.jcom.home.ne.jp/koganeishi-syakyo/building/map.html
料金 無料      (※交流会は飲食付きで有料となります)
主催 こがねい市民発電(通称:こがでん)
共催 トランジションタウン小金井(TTK)
協力 NPO法人トランジション・ジャパン(DVD貸与)


6、ハケのぼちぼちハウス準備会Vol.5報告

ハケのぼちぼちハウス準備会は、三田の家の活動に触発されて、小金井にも作りたい有志が集まって始めました。
たまら・びのまちの未来セッションでお会いしたご縁から生まれた「ハケのぼちぼちハウス」準備会ですが5回目は、三度、学芸大の素敵な薪ストーブのある若草研究室に12名が集いました。
今回は学芸大の農業サークル「ちえのわ」のOB、Iさんや現役の学生さんが参加してくれました。
今月は、同じ場所で、28日(水)に開催の予定です。


7、先輩TTたちの歩み

トランジション活動が英国で始まったのは、2005年ですが、それより前からトランジション的活動を始めた2地域から、最新の活動のお知らせです。どちらも「さすが」と思わせる内容です。

◯TT鴨川 林良樹さんから
無印良品の「くらしの良品研究所」のwebサイト「これからの田舎と都会」というコーナーで、コラムを連載し始めました。
http://www.muji.net/lab/blog/kamogawa/

今年から、僕は無印良品と連携して地域づくりを進めていきます。
今までは、NPOやNGOと連携して活動してきましたが、これからは理念ある企業とも連携し、人と人、人と自然、田舎と都会をつなぎ、里山から持続可能な未来を切り開いていきます。 林良樹

◯アズワンコミュニティ鈴鹿(TT鈴鹿)から
アズワンコミュニティ鈴鹿でも、「一つの世界」が進み、
「コミュニティストア」、「ファミリーアズワン」がスタートしました。
★新たなる試み★
「コミュニティストア」、そして「ファミリーアズワン」が始まりました。
「人も物も開放 自由自在 一つの世界」、これがアズワンコミュニティです。
これまでの実践と研究を経て、今、新しくスタート!
http://as-one.main.jp/sb1/log/eid883.html
 「贈り合いの社会へ コミュニティーストアの新たなる試み」
http://as-one.main.jp/sb1/log/eid888.html 「ファミリーアズワン」


8、シリーズ『言霊の巣』

以前からTTK MLには流していたテキスト名文集、『言霊の巣』ですが、これは実は私が約30年間かけて集めた言霊テキスト全集です。友人が集めたものも含めて100点以上の選りすぐりのコトダマが登場します。みなさんの感想もぜひお聞かせ下さい。今回は、シェーナウ市民電力会社を創設した
スラーデック夫妻のお話です。


コトダマノス

ココハ愚者ノアソブトコロ

賢者モキタリテ アソブベシ



大和の国は 言霊の助くる国ぞ

磯城島(しきしま)の大和の国は 言霊の助くる国ぞ 真幸(まさき)くありこそ 

= わが日本の国はコトダマが人を助ける国です。どうかみなさんお幸せに。

万葉集(巻十三)  柿本 人麻呂(カキノモトノ ヒトマロ)


『言霊の巣』テキスト−12 「原発のない未来が始まっている」

ミハエル・スラーデック:医学博士。ドイツ・シェーナウ市議会議員。IPPNW(核戦争防止国際医師会議)委員。市民電力会社EWS創設者。
ウーズラ・スラーデック:市民電力会社EWS代表、夫のミハエルさんと共に1999年『核のない未来賞』を受賞

●節電コンクールで市民の意識が変わってきた
ミハエル:きっかけは、1986年のチェルノブイリ原発の事故でした。私は医者なので放射線については詳しく知っていましたし、原発の危険性に早くから気づいてはいたのですが、エネルギー問題にはそれほど関心がなかったんです。でもあの事故で、人間の健康にとっていかに食べ物や空気、水が大事かということに気づかされ、原発をやめるための行動を起こすことになりました。

ウーズラ:チェルノブイリ事故では二つのショックを経験しました。一つは健康のこと。原発があるかぎり、子どもたちや次世代に対して健康的な環境を保証することができなくなったということ。二番目は政治に対するショックです。それまでは誰もがこうしたことは決して起こらないと言っていましたし、事故の後も、原発からの脱却を進めようという動きは政治家にも政財界や産業界の人たちにもありませんでした。私はチェルノブイリ以前からエネルギー政策に疑問を持っていましたが、その頃は私は消極的でしたし、それをやってくれるのは政治家だと考えていました。エネルギー経済というものは世界と結びついている非常に大きなテーマですし、原発をなくす運動などとても難しいだろうと思っていました。けれども、いっこうに事態がよい方向へ行くようには思えなかったので、自分たちがやらなくてはという気持ちになったのです。チェルノブイリの事故の後、特に小さな子どもを持つ親は非常に不安を持っていました。食事はどうしたらよいのか、砂場で遊ばせて大丈夫かと。そんな中で私たちは「原発のない未来を求める親の会」を結成しました。ただ、事故直後の不安というのは個人レベルの関心で、数ヶ月したら消えてしまうものですから、もっと先へつなげていかれるように。そしてもっといろいろな世代の人たちに呼びかけていきたいと思いました。そこで節電コンクールを催したのです。これを八年間続けました。

スラーデックさんたちは、原発への依存を減らすために、まず電気の無駄遣いをなくすことを最初の目標にした。節電のヒントを小冊子にしたり、また節電相談を行って、電気を意識的に節約しながら使うように奨励した。町全体に呼びかけて実施した節電コンクールは、毎年の電気料金の請求書と消費された電力量に基づいて判定される競走で、節約達成度の高い参加者には賞金が出るというもの。このコンクールには全世帯の10%が参加した。

●市民電力会社はこうして誕生した
ミハエル:当初、シェーナウの住民に対して、電力を原発に頼っている現状を変えたいかどうか、アンケートをとりました。変化を求める人は、二〜三%でした。でも、この人たちが非常に重要なのです。料理はほんの少しの塩で味に変化が出る。二〜三%でもこれがやがて多数派になって目的を達成する強い力となることができるのです。
ウーズラ:一歩一歩進んでいくことが大事です。最初から原発を廃止しようということではなくて、住民の関心を集めながら、まずは節電から始め、電気事業のシステムを変えていくというふうに段階的に事を進めていったわけです。

節電の次の段階としてスラーデックさんたちのグループは、最低限必要な電力を太陽、水力、風力などの自然エネルギーやコジェネレーション(発電によって発生する熱を暖房や温水などに利用するシステム)によって供給しようと、自分たちで電力会社を作る計画を進めた。シェーナウ市への送電はKWRという電力会社が独占していた。市との契約期限は1994年で、90年にKWRは市に対して高額な契約更新料を提示した。スラーデックさんたちのグループはKWRに、自然エネルギーへの転換などを求めたが受け入れられなかったため、市民自らの手で電力の配電網を買い取ろうとした。しかし市議会はKWRとの契約更新を決議し、グループは住民投票に持ち込んだ。そして55.7%を獲得して議会決議を無効にする。これが1991年のこと。それから4年をかけてグループは議会で多数派となり、1995年に議会は市民電力会社の設立を決議した。これに対してKWRは市民電力会社設立に反対する市民団体を組織し再び住民投票を求めたが、やはりグループが勝つ。そこでKWRは配電網の価格を二倍以上につり上げた。グループはドイツ全土にキャンペーンを展開して200万マルクの寄付を集め、同時にKWRへの世論の非難を高めたため、KWRは配電網の価格を下げざるをえなくなった。そして1997年、シェーナウ市民電力会社(EWS)は市の配電事業を引き継ぎ、ドイツで初めて市民が作った電力会社が誕生したのである。

ウーズラ:配電網を買うために寄付を呼びかけた時に強調したことは、少ないお金でかまわないということでした。誰でもこれに参加できるのだということが大切でした。
ミハエル:何かアイデアがあった時、実現可能かどうかということを最初に考えてしまいますけれども、配電網を買うための寄付を募る際、驚くべきことがありました。グループの一人が、大手広告代理店50社にこのキャンペーンをただで手伝ってくれるように手紙を書こうと言いだしたのです。私はそんなことをしてくれる会社があるわけないと思ったのですが、50社のうち16社から返事があり、最終的に6社が協力してくれました。また大手の新聞が七ヶ月間ただで全面広告を出してくれました。物事を楽観的に考えていくことも大切だと知りました。

●市民の力こそが現実を変えることができる
ウーズラ:最初、私たちの運動は10人で始まりました。それが市民電力会社を設立する時には750人が協力してくれて、現在では私たちの会社はドイツ全土の1万5000世帯に電力を送っています。政治を動かすことは難しい。でも官僚という人たちには自分たちで物事を変える力はありません。市民からの働きかけによって変わっていくのです。いつの時も大きな変化というのは市民運動から起こっています。私たちはまず自分たちの力を信じました。必ず状況を変えられると。

ミハエル:ドイツは戦争中、ナチズムを許したという体験を持っています。私は戦後生まれですが、小さい時に両親に尋ねました。その時あなたたちは何をしていたのかと。結局市民が目を背けていた、結果として何もしなかったということが権力をのさばらせることになったわけです。私はこういう過去から学んだのです。私たちは官僚たちが無責任だと文句をいいますが、市民社会で誰も責任を持たないとどういうことになるのか。市民もまた責任を持つということを学んでいかなければなりません。そのうえで、官僚のために市民があるのか、市民のために官僚があるのか、ということをはっきりさせたい。最後に小さなお話をしたいと思います。

三匹のカエルがミルクの壷の中に落ちてしまいました。一匹目のカエルは悲観的なカエルで、文句ばかりで何をやってもだめなんだからと言うだけでした。二番目は理想主義のカエルで、正しい理想は掲げるのですが、実際にはやはり何もしませんでした。三番目は現実主義者のカエルで、ああひどいと思いながらも、もがいて何とか解決しようとしました。するともがいているうちにミルク壷の中にバターの塊ができて、それをとっかかりにやっと抜け出せたというお話です。
危機的な状況にあっても、いつも未来に向かっていく力を持って、目標を見失わないでいただきたいと思います。

地湧社 隔月刊〈湧〉270号より

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9、編集後記
TTK初の農的ワーキング・グループ「つながりの杜 En」が活動を開始した。学芸大のK准教授のご尽力の基、TTK新メンバー有志で立ち上げた農業活動グループだ。すでに畑と田んぼの整地作業にとりかかり、固定種の種や苗を植えたという。この活動はTTKを超えて、他の大学との連携も視野に入れた大きな動きに発展する可能性を秘めている。また若草研究室の周りでパーマカルチャーを取り入れたガーデニングをやっていこうという企画も進んでいるという。大学という知と智慧の集積フィールドで、これから何が生まれ、どんなつながりに発展してゆくのか、わくわくと期待感いっぱいで見守りつつ、心からのエールを贈りたい。プレゼントのスペシャル動画を贈ります。

メイ・イースト・メッセージ
http://youtu.be/SJsAyA_0mR8

以上、長文お読みいただきありがとうございます。

編集責任者 梶間 陽一
トランジションタウン小金井 共同代表
http://ttkoganei.exblog.jp/
http://www.tt-koganei.com

NPO法人トランジション・ジャパン理事/映像ワーキング・グループ
http://www.transition-japan.net/
http://transitionjapan.cocolog-nifty.com/blog/thetransitiontv.html

映像作家
TheResisTV(YouTube)
http://www.youtube.com/my_videos
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by ttkoganei | 2014-08-03 15:05 | TTNews
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