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トランジションタウン小金井・ニュース(2014.6.1)

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Transition・Town・Koganei・News 6月号
トランジションタウン小金井・ニュース(2014.6.1)
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水無月になりました。田植えや農作業のはかどる水の月です。

梅雨はうっとうしい反面、植物たちにとっては慈雨となります。

人間の価値観だけでは、この世は成り立たないですね。

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TTKニュース
1、TTK春の遠足「大山千枚田の田植え」
2、つながりの杜 E n の農作業開始
3、TT BAR
4、ハケのぼちぼちハウス準備会Vol.6報告
5、内なるトランジション/その一
6、何気に「俳句」登場
7、シリーズ『言霊の巣』
8、編集後記
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1、TTK春の遠足「大山千枚田の田植え」+サプライズ!

TTKのべるさんが3年前まで働いていた「大山千枚田保存会」の田んぼに行って田植えをしました。美しい棚田の景観の中での田植えは、楽しく、また原点に回帰するようで癒されました。鎌倉時代から営々と営まれてきた里山の自然の芸術です。
http://www.kamonavi.jp/ja/shisetsu/SPNG0001.html
べるさんのお父さんと一緒に田植えをして、あとでお話をしていて、はるか19年程前に仕事でお会いしていたとわかった時は、なんと不思議な巡り合わせなんだろうと、奇跡的な再会に感動しました。


2、つながりの杜 E n の農作業開始

東京学芸大学のK准教授のご尽力で、学芸大の農地を貸していただけることになりました。TTK有志と他の市民で、田んぼの代掻きや畑のうね作り、種まきなどを行いました。これが起点となって、農的な活動が定着して、地産地消の促進が進むといいですね。
ICU(国際基督教大学)の学生さんたちも参加して、コラボも始まりました。今日は待望の田植えです。

3、TT Bar

6月のTT Barは、6月5日(木)、19:00から新小金井WESTで行います。
内容は、つながりの杜En、こもこもの森、ハケのぼちぼちハウス、こがねい市民発電(こがでん)、ポットラックシアター各ワーキング・グループからの報告と提案、その他、TT藤野1Dayツアー、サイレントカフェ、TT夏フェス、などで他にあれば提案をしてください。
初参加も大歓迎です。
喫茶WEST
http://www.koganei-s.or.jp/tenpo/0037/index.htm


4、ハケのぼちぼちハウス準備会Vol.6報告

ハケのぼちぼちハウス準備会は、三田の家の活動に触発されて、小金井にも作りたい有志が集まって始めました。
たまら・びのまちの未来セッションでお会いしたご縁から生まれた「ハケのぼちぼちハウス」準備会ですが6回目は、学芸大の素敵な薪ストーブのある若草研究室に15名が集いました。
今回は、藤野育ちのミュージシャン&アーティストannasekaiちゃんをゲストに呼んで、投げ銭ライブをやってもらいました。ほんわかとしてみんなに元気をもたらす素敵なライブでした。annaちゃんありがとう!
当日のライブ新曲1曲をannasekaiちゃんからプレゼントします。

♪ハケぼちLIVE(annasekai)※ハケぼち初のライブです!


その他、彼女のプロフィールと最新のアニメ作品のURLを掲載します。
⁂藤野育ちのannasekaiちゃん(自己紹介)
http://annasekai.blogspot.jp/p/annasekai.html?m=1
◯こころのオアシスちゃん(アニメ作品)
http://annasekai.blogspot.jp/p/blog-page.html?m=1

6月のハケぼちハウスは、6月30日(月)19:00から若草研究室の予定です。


5、内なるトランジション/その一「依存から自立・共存へ」

私たちの環境や社会を変化させるためには、まず自分の内側(心や精神)が変化することが必要です。
他者を変える事は出来ませんが、自らが変化することで、結果的に他者が変容を起こすのです。これが「内なるトランジション」の本質です。
いつも話題にはなるけど、具体的なイメージをつかめなかった「内なるトランジション」ですが、これをもっとわかり易い言葉や表現に置き換える試みです。

その一、依存から自立・共存へ
例えば全てのエネルギーを電力会社に頼るのではなく、一部の電気はソーラーで自宅で作って使用する。
太陽熱温水器でお湯を沸かして、お風呂に入る。雨水タンクに雨水をためて、庭仕事に使用する。
食料も市民農園で、みんなで協力して作って、シェアーする。リーダーに頼るのでなく、自発的に行動する。
周りの人々と共感を共有して、協力して行動し、その成果はシェアーする。コミュニティとして、食やエネルギーの地産地消を進めて、地域自給率を高めて、自立した町づくりをする。
そうすることで、災害や外的変化に柔軟に対応出来るしなやかな強さを持った地域となる。(レジリエンスの高い地域、レジリエンスの高い市民)


6、日本の伝統文化=「俳句」シリーズ

俳句は世界一短い「詩」として、庶民の芸術として、古来から親しまれてきました。
実は私も母の介護をする過程で、句会のお世話をすることになり、2年間程、句会の幹事をしたことがあります。そして、俳句を通して、日本語の多様さ、多彩さ、奥深さを実感しました。
こうした日本の伝統的な文化や智慧に触れるのも、トランンジション活動に彩りを加えるでしょう。

毎月、季語のある俳句を一句ご紹介します。みなさんからの投句も大歓迎します。6月(水無月)は「紫陽花」(あじさい)です。

◯「紫陽花に いま海色の 置かれあり」 河村四響(私が幹事をやっていた「けやき句会」の先生)

意訳:紫陽花の鮮やかな青は、まるで太古からの海の色を写し取っているかのようだ。



7、シリーズ『言霊の巣』

以前からTTK MLには流していたテキスト名文集、『言霊の巣』ですが、これは実は私が約30年間かけて集めた言霊テキスト全集です。友人が集めたものも含めて100点以上の選りすぐりのコトダマが登場します。みなさんの感想もぜひお聞かせ下さい。今回は、私の好きな作家パウロ・コエーリョの「星の巡礼」からの引用です。


コトダマノス

ココハ愚者ノアソブトコロ

賢者モキタリテ アソブベシ



大和の国は 言霊の助くる国ぞ

磯城島(しきしま)の大和の国は 言霊の助くる国ぞ 真幸(まさき)くありこそ 

= わが日本の国はコトダマが人を助ける国です。どうかみなさんお幸せに。

万葉集(巻十三)  柿本 人麻呂(カキノモトノ ヒトマロ)


『言霊の巣』テキスト−13 「良き戦い」

「君が今歩いている道はパワーの道であり、パワーに関係ある実習だけが教えられる。
到着することだけしか望んでいなかったがために、これまで君にとって苦しみであったこの旅は、今から喜びとなり始める。それは求める喜びであり、冒険の喜びでもある。

君は非常に大切なもの、すなわち、君の夢を大きく育んでいるのだ。
われわれは夢見ることを決してやめてはならない。夢はたましいに栄養を与える。
それはちょうど、食事が体に栄養を与えるのと同じだ。われわれは人生で何度となく、自分の愛が打ちくだかれ、失望する時を体験する。しかし、それでもわれわれは夢を見続けなければならない。
そうでないと、われわれのたましいは死に、アガペはたましいに達することができなくなる。

われわれの前に広がるこの大平原で、これまで多くの血が流されてきた。
ムーア人を追い出すための最も熾烈な戦いのいくつかもここで行われた。
誰が正しく、誰が真実を知っていたかは問題ではない。
大切なのは、そのどちら側も良き戦いを戦ったということを知ることなのだ。

良き戦いとは、われわれの心が、そう命じるがためにわれわれが戦う戦いのことだ。
英雄たちの時代、つまり、よろいを着た騎士の時代には、これは簡単なことだった。
征服をし、多くのことを行うための土地があった。しかし、今日では、世界はすっかり変わってしまった。
そして良き戦いは戦場から、われわれ自身の内へと移行したのだ。

良き戦いとは、夢のために戦われる戦いのことだ。われわれが若く、夢が初めて内側からはじけ出す時には、われわれはこの上なく勇気に満ちている。しかし、まだどう戦えばよいのか、その方法を学んでいない。
努力に努力を重ねて、われわれは戦いの方法を学ぶが、その頃には、すでに戦いにおもむく勇気を失ってしまう。そこでわれわれは自らに背き、自分の心の中で戦い始める。
つまり、われわれは自分自身の最悪の敵になるのだ。そして、自分の夢は子どもじみていて、難しすぎて実現できない、人生を十分に知らないせいだと言い聞かせる。良き戦いを戦うのを恐れて、自分の夢を殺してしまうのだ」

「自分の夢を殺すと、まず最初に時間が足りないという症状が現われる。
最も忙しい人たちは、人生には常に、あらゆることをするに十分な時間があることを知っている。
何もしない人たちはいつも疲れていて、やらなければならないほんのわずかな仕事にも、注意を向けようともしない。彼らは絶え間なく、一日は短すぎると文句を言っている。本当は彼らは良き戦いを戦うのを怖がっているのだ。

夢の死による二番目の症状は、われわれの確信の中に現れる。人生を偉大な冒険として見たくないがために、人生にほとんど何も望まない方が、賢くて公正で正しいと思い始める。
そして、日々の暮しの壁の向こう側をのぞき見し、槍が折れる音を聞き、ほこりと汗のにおいをかぎ、戦士たちの目の中に、大いなる敗北の炎を見る。
しかし、われわれは、戦いに行った者の心に宿る喜び、無限の喜びを見ようとはしない。
戦う者にとって、勝利も敗北も大切ではない。大切なのは、彼らが良き戦いを戦っている、ということだけなのだ」

「そして、夢の喪失の第三の、そして最後の症状は安逸である。人生は日曜日の午後になる。
われわれは何一つ偉大なことを望まず、われわれが与えたいと思う以上のものを何も要求しなくなる。
このようになると、われわれは自分が成熟したのだと思い込む。そして若い頃の思いを忘れ去り、個人的で職業的な業績を追い求める。同じ年頃の人たちが、人生からまだあれを欲しいこれを欲しいと言っているのを聞くとびっくりする。しかし、実は、心の奥底で、自分は自分の夢のために戦うことをあきらめたのだ、つまり、良き戦いを戦うのを拒否したのだ、とわれわれは知っている。

夢をあきらめて安逸を見出すと、ほんのしばらくは安らかな時期を過ごす。しかし、死んだ夢はわれわれの中で腐り始め、われわれの全存在を侵し始める。われわれはまわりの人々に冷たくなり、さらにはその冷たさを自分自身に向け始める。こうした時、病気やノイローゼになるのだ。
戦いの中で避けようとしたもの、つまり、失望と敗北が、われわれの臆病さのゆえに、われわれに襲いかかってくる。そしてある日、死んで腐敗した夢は、われわれを呼吸困難におちいらせ、実際、われわれは死を求め始める。それはわれわれを、自らの確信、仕事、そしてあのおぞましい日曜日の午後の平和から自由にするものなのだ。」

パウロ・コエーリョ著 「星の巡礼」より  (株)地湧社

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8、編集後記
先月から活動を開始した「つながりの杜 E n」の活動に参加した。仲間とともに汗をかく農作業は本当に楽しい。
ICUの学生さんも参加してくれて、活動ににぎわいと華やぎが加わって、尚、楽しい。
そして、これが未来の希望の種とみんなの夢を育んでいると考えるとさらに楽しく、生き甲斐へと昇華される感がある。

以上、長文お読みいただきありがとうございます。


編集責任者 梶間 陽一
トランジションタウン小金井 代表
http://ttkoganei.exblog.jp/
http://www.tt-koganei.com

NPO法人トランジション・ジャパン理事/映像ワーキング・グループ
http://www.transition-japan.net/
http://transitionjapan.cocolog-nifty.com/blog/thetransitiontv.html

映像作家
TheResisTV(YouTube)
http://www.youtube.com/my_vide
os
by ttkoganei | 2014-08-03 15:22 | TTNews
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