TTK News 8月夏休み号
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Transition・Town・Koganei・Mail Magazine 8月夏休み版 トランジションタウン小金井・メルマガ(2016.8.1) ○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○●○○○○○ 1、トランジション合宿イン昭島 報告 2、動画プロファイル 3、シリーズ『言霊の巣』夏休み拡大版(超長文) ○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○●○○○○○ 1、トランジション合宿イン昭島 報告 7月最後の土日、昭島市でトランジション合宿が行われました。時間を掛けて立ち上げ準備をして、助成金を獲得して、立ち上げメンバーが臨んだ初の意欲的な、まさに理想的なトランジションのスターティング・イベントでした。10数名の参加者はすでに様々なソーシャル・プロジェクトに参加しており、情熱的で、知識や知恵に富み、あとはここでの出会いを結びつけ、横糸を織り上げれば、強力な素晴らしいチームとなるでしょう。近々の立ち上げ宣言が楽しみです。祝!TT昭島! 2、動画プロファイル ヘンプ・キャンプ・イン・ツインドーム龍宮:TT渋谷の活日土さんが、八ヶ岳に創ったツインドーム龍宮に行ってきました。https://twindome_ryugu.eyado.net/ そこで行われたヘンプ・キャンプ2016の記録撮影をしてきました。 現役、麻農家の方、麻炭の研究・開発者、麻の実を絞って搾油したヘンプ・オイルで走るヘンプ・カーを走らせる方、など現代の麻に関わる探求者たちの集いでした。 ヘンプ・カー・プロジェクトは、8月8日に、九州の八女(やめ)スタートで熊本地震復興のキャンペーンで九州を巡ります。http://www.ooasa.jp/hemp_car/ 今回の動画は、ヘンプ・キャンプ参加者の中から宮古島で撮影された「麻炭の力」を紹介します。 https://www.youtube.com/watch?v=CvalPEf6MgQ 3、シリーズ『言霊の巣』(夏休み拡大版) 以前からTTK MLには流していたテキスト名文集、『言霊の巣』ですが、これは実は私が約30年以上かけて集めた言霊テキスト全集です。友人が集めたものも含めて100点以上の選りすぐりのコトダマが登場します。みなさんの感想もぜひお聞かせ下さい。今回はネイティブ・アメリカン(インディアン)の言霊です。 ちょっと長いですが、味わい深く神秘的です。夏休みにぜひお読みください。 コトダマノス ココハ愚者ノアソブトコロ 賢者モキタリテ アソブベシ 大和の国は 言霊の助くる国ぞ 磯城島(しきしま)の大和の国は 言霊の助くる国ぞ 真幸(まさき)くありこそ = わが日本の国はコトダマが人を助ける国です。どうかみなさんお幸せに。 万葉集(巻十三) 柿本 人麻呂(カキノモトノ ヒトマロ) 『言霊の巣』テキスト−40 「インディアンの愛」 スエットロッジの後、静かに自然とともにいることは、本当にすばらしいことです。 大地は、癒しのエネルギーを清められたからだに送り、思考と感情を美で満たしてくれます。スエットロッジの暗闇の中で、宇宙の壁は永遠に外へ広がって、時間と空間に個々の存在として縛られている私達から、その重荷を取り除いてくれました。 今、ネパシェット(祖父なる太陽)がじっとみつめている中、私たちの霊はしっかりと大地に支えられた肉体へと帰っていきます。大地は、完全な調和の中にあるようです。 草、岩、砂、海、雲、風、波間に漂うカモメ、アジサシ……みんなつながっています。 そして自分自身もです。ネパシェットの愛撫するような光線が体を乾かしてくれています。大陽があの位置で輝いていることは、神秘なことです。肉体を凍えから守ってくれるほど近くでありながら、焼きつくしてしまうほどに近くはないのです。また、ネパシェットの存在や地球があって私がこうして太陽を感じることができることもです。そして何十億という銀河があり、ひとつひとつに何十億の星と惑星があり、まちがいなくもっと意識を高めようとしている何十億もの生命体がいます。神秘です。巨大な宇宙で、万物が結びついて同じ法則に従っています。すべてのものが、巨大な宇宙の中に場をもっていて精妙に動いています。天地万物への完全な信頼が、私に満ちてきます。 宇宙の中に確かに私の道もあり、それをみつけることができます。しかし、なぜか人間という高い知性と創造性をもった生物は、自己破壊を続けています。この原因を考えるには、混乱から離れて自分をみつめ、正義という単純な感情を思い出す必要があります。その時、天地万物の法則を理解できるようになり、その理解がやがて信頼へと変わります。 信頼……。人類の破壊的行為のうしろにあるものは、信頼の欠如です。この世は生存競争の世界であり、甘い仮面の下に悪が潜んでいるかもしれないなどと私達はいつも疑い怯えています。こうした状況の中で信頼を取り戻すためには、人間にとって天地のすべてのものが慈悲深い存在なのか、あるいは邪悪なものなのかをはっきり知らなければなりません。 地球と自然の秩序に従って生きている人々は、宇宙の霊を受け入れています。すべてがあるがままで、神秘です。オリジナル・インストラクションは、自然をみつめることで感じることができます。創造主の存在だけでなく、万物がすべて結びついていることを気づかせてくれます。ネイティブピープルは、このつながりを「聖なる輪」と呼んでいます。天地一切のものは、つながっています。動物、植物、石、山々、虹、そして星……みんな、親類と呼ばれるべきものです。不思議で恐ろしいとされているものもです。それぞれの歴史があり、人間にはわかりませんが「聖なる輪」に結びついています。「輪」の中には、彼らでなければならない場があります。インディアンは、この天地万物との調和関係である「輪」の中を生きます。一番小さな断片から宇宙の壁まで、すべては「輪」でできています。そして、全部の「輪」が、字宙全体である「存在の大いなる輪」を構成しています。「存在の大いなる輪」とのつながりを保ち続けるのは、非常に大切なことです。時として人はそれを失い、孤独に陥ります。マタドウが霊にまいた毒のひとつです。 妄想を信じることで、さらに孤独になってゆきます。人間はみな孤立した存在であると思い、妬み、戦争をします。善と悪の戦いをつくります。 北アメリカの社会は、信頼によって機能していました。天地万物には意図があり、その中でネイティブピープルがすることは、征服や支配ではなく、理解し、育て、感謝し、喜ぶことであると信じていました。また、愛によっても社会は動いていました。部族の基本単位は個人ではなく、家族だったからです。部族の相互の助け合いの関係の中で、家族同士は団結し合い、個人はお互いに同等の尊敬と自由を与えることで、最も有効に働くことを発見しました。子供が、叱られるから勉強することはありませんでした。だれもが部族の中で大切な存在として考えられたいという望みの他には、人に強制するようなことはありませんでした。みんなが自然の法則を理解して生きていたので、亀の島には、孤児院、老人ホーム、貧農、スラム街、社会福祉というものが必要なかったのです。世界がふたたびそんな信頼と愛のある状態に戻ることができると、あなたには思えますか。人類が今の社会をつくってきたのですから、しかもその前には平和で平等な世界をつくっていたのですから、人類はどうやってまた、愛と信頼に基づいた社会へ戻るかを知っているのではないでしょうか。 部族的な生活の基本は、霊的生活であるということです。部族を理解するには、まず天地万物がいくつもの「聖なる輪」からできている、ひとつの大きな「輪」であることを知らなくてはなりません。人類とはすべての国からできている「輪」であり、国はその国の部族からできている「輪」であり、部族はその家族からなる「輪」であることを知らなくてはなりません。また人間の「聖なる輪」は時間を通じて結びついているので、私達は家族や部族という「輪」の中にいるだけでなく、祖先や未来の子供たちとつながっている螺旋の中にもいます。子供たちのことを尊重する時、私は人生の中で最も深い最高の気分を味わいます。そして、自分のオリジナル・インストラクションを知るのです。創造主がささやきます。子供たちにできる限りのことをするように。子供たちに、彼ら自身の子供たちにも同じことをしてあげるように教えるようにと。 なぜなら、彼らは、この惑星における意識的進化のかぎを握っている存在だからです。 暖かく、惜しみなく愛を与え、すべてを受け入れ、感謝に満ちている部族という「聖なる輪」を最も完全な形に発展させようとしています。部族の中では、遺伝的に親であろうとなかろうと関係ありません。私は、すべての子供たちの親です。そのすべての子供たちを育て世話していくという気持ちを忘れたり、失ったりすれば、その分だけ、私が人生においてなすべきことは、天地万物の道との関係を失うことになるでしよう。すべてのものが、どれだけいっしょになって動いているかわかりますか。オリジナル・インストラクションも、すべてがつながった大きな「聖なる輪」です。部族は、母なる地球に「輪」を創ってこう言います。 「地球のめんどうをみてこれを守れば、地球は私達の必要なものを与えてくれる。」 そして、隣の部族とも心をひとつにして、与えられた大地を守ります。部族は、童なり合う「輪」の中の基本です。生きていくために必要なものを、すぐに共有することができる人間の数の限界です。これを越えると、国、政府、会社のような抽象的概念を作ってしまいます。人間は、これらの創造物を支配できるという幻想をもっていますが、創造物自身が生命をもつ怪物となって、人間の力のすべてを奪ってきました。人間は自分で作った制度の中で、無力な存在となってしまっています。 私達はこれまで、信頼することの必要性、特に天地万物の道を信頼する必要があることを話してきました。一歩一歩を祈りにかえて、自分自身の中にあるビジョンに従って進めば、だれにでも心の道は見つかるということを信頼することです。 オリジナル・インストラクションも求めれば自然とわかることであり、みんなが個々の教えをもっていることも話しました。 長老たちによれば、オリジナル・インストラクションの中で特に大切なことは、聖なる地球を敬い世話すると同時に、この母を共有する親類たちすべてをも敬い世話することです。世界中の先住民族は、生活を支えている植物、動物の命、海と大地、谷や川の流域などに対して保護者的責任を感じているという点でみんな共通していました。部族的な社会とは、こうした合意のもとに人々が集まって、助け合って恵みを分かち合って生きている人々のコミュニティーです。 私達がオリジナル・インストラクションを実行するためには、部族的なコミュニティーは必須なものです。この生き方によって百万年の間、人間の命を支えているシステムと人間同士は調和した関係にありました。人間の歴史観は本にあることに限られていますが、私のはもっとずっと大きいものです。文字によって残されているのは、たかだか最近二、三千年の歴史にすぎず、文明中心です。しかしネイティブピープルは北アメリカ大陸に、百万年以上住んできました。 それからすれば、文明はあまりうまくいかない短期間の実験にすぎません。 ふたたび眼下に広がる大地を見てみましょう。 小さな家、町、道、都市、畑、森、丘、小川……この大地は、こうしてもう数十億年もあります。 その間、この大地を所有したり支配するものはいませんでした。四百年前、もし眼下に広がる大地にある谷間の村に赤ん坊が生まれたら、赤ん坊は大地で生きてゆくために必要な物を好きなだけ得ることができました。赤ん坊も、平等に母なる地球の恵みを共有したのです。家族、部族、動物、植物、丘、小川…子供たちは暖かな世界で有ち、大地の恵みを受けることができました。しかし今日、私達の下にある病院で赤ん坊が生まれたら、愛ある家と安全な場所を得ることは、ほとんどありません。父母の両方がいっしょにいて、愛をかけてくれることはまれであり、部族からの感謝や援助なども期待できません。畑や森、小川の恵みを自由に共有することもできません。青年になっても大地に家を建て、庭に植物を植えることができません。仕事が見つからなければ、社会福祉に頼るか軍隊に入ります。幸運にも職があったとしても、公害を生んでいる工場で、いたずらにゴミを増やすような役に立たない品物を作って、人生の三分の一を過ごすことになります。 インディアンの青年は、自分たちの無力さを感じるようになるでしょう。生来の土地とその資源の使用に関してなんらの決定権をもっていないからです。それどころか、インディアンの土地ではないのだから、使用権すらないと言われるかもしれません。そしてただ、家賃を払い、車とテレビを所有するために、土曜の夜に酔いどれるために、生きていきます。飢餓、戦争のことはあまり考えないようにします。環境破壊の問題などは、もっと避けて生きていきます。まるで私が、最悪のケースについて話しているかのように思うかもしれません。しかし、これが眼下に広がる建物やハイウェイを走る車の中にいる人の姿です。彼らは、文明国の最も「進歩している」社会の典型です。所有権に基づいた彼らの社会は、地球の資源のほとんどを支配し浪費しています。そして抑圧や飢え、暴力を生んでいますが、そういった問題は、彼ら自身にとっては単なるニュース番組の一部にすぎないのです。 人類を悩ましている問題は、人類によって生まれたものです。もし地球と私達自身を癒すなら、完全な世界という大きな夢を描き、実現可能であることを自覚することです。 人間に、天国というビジョンが与えられているのは、信じることによって天国を創造するためなのです。みんな天国のビジョンをもっています。必ずあります。それは、各自のオリジナル・インストラクションの一部です。ひとりひとりの天国のビジョンは、天地万物の癒しの霊であり、物質を自由に変化させることができる力です。本気でそのビジョンに従おうとせず無視をすれば、人生は最低の愚行を引き起こすことになるでしょう。 人間に宿っている善性、すなわち創造主の霊を信じなければなりません。人間は、助け合って生きていくものであり、信頼することのできる存在であることを理解しなければなりません。生まれた時から、無限に愛するカ、美と喜びを感じるカ、エネルギーそして知性を与えられています。今あなたがあまり愛を送らず、喜ばず、知性も働かせないとしたら、それはこれまでの人生経験が、もって生まれた能力が自然に発達していくことを妨げているからです。そういった経験は、自然との関係から生じるものではありません。人間同士の間に生まれた経験だけが、人間の能力に限界を設けて、私達の本性を歪めます。 しかし人間は実際にそんなことを、組織と制度を通して赤ん坊やお互いに、生まれた時から死ぬまでやっています。 ネイティブのせいか、私はいつも物事を四つの方向から考える傾向があります。 ですから、世界と私達自身をより高度なビジョンに含わせて変化させるために、次の四つの関係を考える必要があると思っています。 ひとつは、人間と地球の関係。ふたつめは、短期間のうちに無理なく平和がもたらされるような国と国、宗教と宗教、男と女、階級と階級というような社会集団の関係。 三つめは、自由で創造性が発揮でき、かつ社会からの援助が期待できる個人と社会の間係。 そして、生まれた時から、互いに無条件の愛と感謝を与え続けられるような個人の間係です。 インディアンの長老たちによれば、愛とは「聖なる輪」の意味であり、人間と天地一切のものをつなげているものです。 愛が大地と私達を結びつけています。世界の聖人はみな、「愛とは、命の尊い経験である」と言っています。それがすべてです。命はだれもに与えられており、その命をだれもが高めていきたいと思っています。「神は愛なり」とも言われます。 私はこの意味は、愛が善の中で最も高い位置にあるということだと思っています。 愛とは、万物とのつながりに目覚めていることです。愛が最も強くなった時、人間は完全に覚醒します。時空を越えた絶対なるものを感じます。愛は、何の愛でもだれの愛でも、絶対者の存在を感じさせることができます。人は恋すると、突然すべてのものに優しくなります。 愛とは広がるものなのです。 愛。これだけが、宇宙で実際におこっていることです。愛は、万物の法則の中にあり、自己覚醒である万物との関係に目覚めるためのエネルギーの源です。愛がないなら、人間にとって命とは何なのでしょうか。人類…創造主を自覚できることが許されていた恵まれた私達は、他者と自分を結びつけているものが愛であることを、知らなければなりません。実際、生まれた時から人間は、自分を存在という神秘と結びつけているものを求め続けています。愛が与えられれば、愛を学びます。与えられなければ、人間は分離し傷つきます。しかし、空虚な心は痛みながらも、やはり愛を求めるのです。 もし命が一番大切なもので、愛がその命を最も高揚させるものならば、まず命と愛を育む環境を作ることが、賢明なことではないでしょうか。しかしその環境とは、現在の状態とはほど遠いものです。人間は、物質的な所有物と権力を、成功の基準とする文明をつくりました。真に愛のある世界ならば子供たちに例を示しながら、地球とその恵みを平等に分かち合うように教えることでしょう。人の上にたつことを望むのではなく、すべての人のユニークな個性を認め、讃えて感謝するでしょう。愛が人間の本性でありながら、怖れが、男たちに地球と他者を支配するように追い立てました。私はあえてここで「男」といいます。女性には力すらも所有することが許されていなかったからです。 現代社会は、争いです。正義は法廷で勝訴できる賢い弁護士を雇える金持ちのものです。アメリカ社会は、少数派が不本意な結果を得るような競争システムによって問題を解決します。貧しい人々は、良質な食料を買えません。食料産業が、一番安い化学薬品でできた食料品を貧乏人に売って、最大の利益をあげようと競争しているからです。 こんな状態を変えて、愛の社会を創れるでしょうか。いっしょに考えましょう。社会をいっしょに変え始めたら、私達が現実に創造しているのは個人のビジョンではなく、私達みんなのビジョンとなるからです。できるだけお互いのビジョンをはっきりと語り合うことが大切です。助け合えるようなビジョンをもつもの同士は、どこであろうといっしょにその実現をめざして働くことです。私はこれまでそうしてきました。自分のビジョンが明確になった時、私の国には同じようなビジョンをもっている人が、そう多くいませんでした。そこで自分のビジョンを人に話し、同じような考えをもつ人々と世話をしていく大地をみつけて、コミュニティーをつくり始めました。ここでいうコミュニティーとは、「聖なる輸」の中で生きる愛と平等の社会であり、これまで部族的な社会と呼んできたものです。他にも別なところでコミュニティーをつくっている人々もいて、今、私達はお互いに結びつき始めています。やがて合併して村をつくるかもしれません。 愛は美と、同じ霊源から湧いてくる感情を表しています。正しさ、つまり調和です。 人を愛するとは、完壁な宇宙の中で愛する人の存在がいかに完璧であるかを認めることです。何かを美しいと思うのは、天地のすべてとそのものが調和していることを認めることです。もちろん、愛したり美しいと思うのは、それらと反対の感情がある時に初めて可能なことです。 植物や動物は、彼らのオリジナル・インストラクションにのみ基づいて動いているので、善悪や調和、不調和の区別などありません。しかし、人間には選択する能力が与えられており、汚く不調和な結果を選ぶこともできます。だからこそ人間には知性を導くために、愛と美の感情が与えられてきました。この二つの感情がなければ、知性は、ただ生き残るためのプログラムだけ組み込まれたコンピューターと同じです。子供たちは、コンピューターのような知性がいかに愚かであるかを一番よく知っています。私が学校やキャンプ、その他の集まりに行くと、彼らは質間してきます。「どうして人間は戦いをやめないの?どうしていっしょに働かないの?どうして優しくないの?」彼らの心は、まだ条件づけられていません。オリジナル・インストラクションを感じているのです。聖なる方法で歩むとは、この子供たちのようにオリジナル・インストラクションにそって生きることです。天地万物を豊かにする方法で動くことです。 それは、美の中を歩むことであり、一瞬一瞬を愛の中で生きることです。 ここで、インディアンにとって力と指導力がどんな意味をもっていたのかを話しましょう。 「聖なる輪」である調和関係の中を生きている人々と、ピラミッド方式で生きている人々がもつ権力の概念には、根本的な違いがあります。ピラミッドの重さは、上から下へとかかります。重さを支えているものは、怖れと構造のカです。 頂上には、皇帝や王、大統領、つまりボスです。たいてい男です。女性は上に立つことはあっても、基本的には男性支配の組織の一部でしかありません。ボスには護衛の警察、軍隊、暴力団がいます。ピラミッドの一番下には、労働者や百姓などがいて組織の重さを支えています。その上には一番下をかろうじてまぬがれた僧侶、牧師、商人、知的職業人がいます。これが、支配のあり方です。抑圧されている人は抑圧する人間の力を恐れ、それでいて抑圧する人間は、抑圧されている人の潜在的な力を恐れています。 「聖なる輪」を支えているのは、外からの力ではなく内側からの引き付ける力、中心に向かう力です。この求心力は愛、霊的結合であり実在します。これについては、議論したり考える余地はありません。「輪」で生きている人は、力とは支配力でもなく、ともにいる力であることを知っています。すべてが全体の一部ですから、上からの力という考え自体が矛盾したものであることを知っています。上からの力は破壊的で最後には自己をも破壊するので幻にすぎません。唯一実在する力は、霊的な力だけです。力は、鉄砲や金といったものにはないのですが、すべての指導者たちは間違いを犯し続けています。だから、文明社会の王朝の歴史は、栄枯盛衰の連続、つまり失敗の連続なのです。 私連はみんなでこの世界を変えることになるでしょう。 私には、自信があります。 力を合わせれば、やれないことはないからです。 インディアンの愛/メディソン・ストーリー/地湧社 以上、長文お読みいただきありがとうございます。 映像&編集責任者 梶間 陽一 映像作家 未来TV ResisTV トランジションタウン小金井 代表 http://ttkoganei.exblog.jp/ http://www.tt-koganei.com NPO法人トランジション・ジャパン副代表理事/映像ワーキング・グループ http://www.transition-japan.net/ http://transitionjapan.cocolog-nifty.com/blog/thetransitiontv.html NPO法人こがねい市民発電(こがでん)理事 https://www.facebook.com/kogaden/info?tab=page_info http://kogaden.jimdo.com/ Enowa Project(笑の輪) http://enowa2014.wix.com/college トランジションタウン小金井(TTK) ~みんなで 地域力の発展へ~ ~地域自給率100%の社会へ~ ~石油・原発依存から自然エネルギーへ~
by ttkoganei
| 2016-08-10 20:55
| TTNews
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![]() 今も未来も安心して楽しく暮らすには、ジモトのつながりが大事!東京・小金井市で挑戦を始めた、フツーだけどちょっとフツーじゃない人々の(!?)奮闘の記録です。 by ttkoganei カテゴリ
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